なんだかなぁ、という話。
人気ジャズバンド「PE’Z(ペズ)」が現代クラシック曲を演奏録音したことについて、作曲家が「勝手な編曲」とCD販売停止などを要求。ペズは「不愉快な気持ちを与えたなら」と、24日、CD出荷停止と今後演奏しないことを決めた。著作権の保護と自由な演奏が生んだ不協和音が、「音楽とは何か」まで含む問題を提起した。問題のCDは03年11月発売された「大地讃頌」(東芝EMI)。ペズのメンバーが「深い感銘を覚えた」曲として管楽器を多用、華やかにアレンジしCD化した。
ところが、作曲家の佐藤眞・東京芸大教授が、東芝EMIに対し「編曲権と同一性保持権を侵害する」として、04年2月CD販売停止、演奏禁止を求め東京地裁に仮処分を申請した。(中略)
佐藤氏の主張は「ペズの音楽は、許可なく意に反して編曲したもので荘重な曲のイメージを著しく損ね、著作権者の権利を侵害した」というもの。そもそも佐藤氏は自身の作品について一切の編曲を認めていない。
「現代クラシック曲」っていうから何かと思ったら、有名な合唱曲「大地讃頌」ですか。
名曲だからこそ、いろんなヴァリエーションにより、愛されていくと思うんですが、どうもそういう発想にはならないらしいですね(苦笑)
東芝EMI側は「演奏家の自由と独自の芸術性を否定するもの。特に即興を根幹とするジャズの存在にかかわる」と最初は真っ向から争う姿勢でいた。が、ペズが「片思いでした」と、請求内容を全面的に認めたため、東芝EMI側も同意、佐藤氏側も訴えを取り下げた。訴訟問題は幕を下ろした形となったが、「楽譜に書かれた形だけが音楽なのか」とジャズ界から意見が続出。一方、佐藤氏側も「余りにルーズに扱われる著作権や人格権に関し、その重要性を知らしめる意味でも、裁判で一石を投じたかった」と言う。クラシック好きのジャズマンが発したアドリブは、意外な余韻を残しそうだ。
作品が好きで、深い敬意があるからこそのアレンジだと思うのになぁ。
・・・この「片思いでした」ってヒトコト、とても思いがにじみ出ているし、そして意味深。
いろんな意味で落胆したんだろうなー。
Posted by N at March 25, 2004 10:00 AM | コメント (0) | トラックバック (2)